頭取メッセージ

 皆さまには、平素より私ども北日本銀行に格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。

 北日本銀行は、1942年に岩手興産無尽株式会社として設立し、おかげさまで2022年に創立80周年を迎えました。これもひとえに、地域のお客さま、株主さまをはじめとするステークホルダーの皆さまのご支援の賜物と感謝申しあげます。

 さて、当行の主たる営業エリアである岩手県経済は、個人消費の回復などにより持ち直しの動きが見受けられるものの、地政学的リスクの影響による資源・エネルギー価格の上昇や、金融資本市場の不確実性等により、いまだ先行きが不透明な状況が続いております。また、中長期的には少子高齢化・人口減少や、経営者の高齢化による事業承継問題、SDGs への対応等々数多くの地域課題が山積している状況です。

 そのような中、当行は10年ビジョン「豊かな人間力と創造的開発力で、未来をデザインする“ユニークバンク”」のもと、中期経営計画を策定し、経営基盤の強化と競争優位性の確立を目指しております。

 また、当行は従来より地域の文化・スポーツ振興にも積極的に取り組んでおります。昨年は、盛岡市に整備された新球場の施設命名権を取得し、「きたぎんボールパーク」として4月1日にオープンし、プロ野球・高校野球などで多くの盛り上がりをもたらしました。今後も新球場を中心とした新たな公園が、地域に賑わいをもたらし、世界に通用するスポーツ選手の誕生など、新しい夢を創出する施設となることを願いつつ、施設の運営に貢献して参ります。

 当行は、きたぎんグループ、提携先企業等との連携を通じ、地域に寄り添い、地域の活性化や課題解決に積極的に取り組み、地域とともに発展する銀行を目指して参ります。

 今後とも、皆さまには、一層のご愛顧とお引き立てを賜りますようお願い申しあげます。

取締役頭取 石塚 恭路

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