住宅ローンの金利変更について

住宅ローンの金利変更についての留意事項

  1. 「一定期間固定金利型住宅ローン」において再選択できる金利の種類は、「変動金利(住宅ローンプライムレート連動)」および「3年固定金利」、「5年固定金利」、「10年固定金利」(以下「固定金利」といいます)の4種類となります。
  2. 「固定金利」のいずれかを選択された場合は、その選択された固定金利期間中(「特約期間」といいます)の借入金利および毎回返済額は変わりませんが、特約期間中に次に挙げる事項の変更はできません。
    • A. 変動金利への変更
    • B. 借入金利の変更
    • C. 固定金利期間の変更
  3. 「固定金利」を選択される場合は、手数料として5,500円(税込)が必要となります。ただし、当初借入時には不要です。なお、手数料は、「固定金利」から「固定金利」を再選択される場合および「変動金利」から「固定金利」を再選択される場合に必要となります。また、固定金利特約期間の自動継続型を選択した場合は、自動継続期間中の再選択手数料は不要です。
  4. 取扱手数料について
    • A.住宅ローン借入時には、取扱手数料として33,000円(税込)〜220,000円(同)、不動産調査手数料として、5,500円(同)が必要となります。(保証会社保証付借入の場合は、別途取扱手数料、保証料等が必要となります)
    • B.住宅ローンの借入金利変更等の条件変更手数料は5,500円(税込)必要となります。
  5. 繰上完済手数料について

    住宅ローンの返済期間中に繰上完済(一部繰上返済を含みます)を行う場合は、銀行所定の手数料が必要となります。

    • A.変動金利型住宅ローンの場合

      a. 一部繰上返済

      毎回返済額変更あり 5,500円(税込)
      毎回返済額変更なし 3,300円(税込)

      b. 繰上完済(借入経過期間)

      3年以内 3,300円(税込)
      3年超5年以内 2,200円(税込)
      5年超7年以内 1,100円(税込)
      7年超 無料 
    • B.一定期間固定金利型住宅ローンの場合
      一部繰上返済 22,000円(税込)
      繰上完済 33,000円(税込)
  6. 「固定金利」から「固定金利」を再選択する場合および「変動金利」から「固定金利」を選択する場合は、新たに銀行所定の書面に、借主の署名、押印が必要となります。
  7. 固定金利期間(特約期間)終了後の通知について
    • A.銀行からお客さまに対して、固定金利期間(特約期間)終了日の約2ヶ月前に期日が到来する旨を書面で通知します。
    • B.住所、電話番号等銀行に届け出た事項に変更があった際には、お客さまは直ちに銀行に書面で届け出るものとします。
    • C.お客さまが変更事項の届出を怠ったため、銀行がお客さまから最後に届出のあった住所等宛に通知または書類を送付した場合には、延着または到着しなかった時でも通常到着すべき時に到着したものとします。
    • D.固定期間(特約期間)終了後、お客さまから「固定金利」再選択の申し出がなかった場合は、「変動金利」を選択したものとみなします。
  8. 延滞損害金について
    元利金の返済が遅れた時には、約定返済日の翌日から入金された日までの期間について、延滞している元金に対して年14.0%(1年365日の日割計算します)の割合による損害金をお支払いただくことになります。
  9. ここに記載されていない事項については、「住宅ローンの金利変更ルールについて」および「金銭消費貸借契約証書」・「固定金利選択に関する特約書」・「変動金利型ローンに関する特約書」等に記載されているとおりとします。
  10. お問合せ窓口について
    契約内容等についてご不明な点がございましたならば、お取扱店までお問合せください。

住宅ローンの金利変更ルールについて

住宅ローンの金利には、(1)金利水準の変動に応じて返済期間中でも金利が変動する「変動金利型住宅ローン」、(2)借入時の金利が固定していて一定期間そのまま継続する「一定期間固定金利型住宅ローン」、(3)借入時の金利がそのまま最後まで継続する「全期間固定金利型住宅ローン」があります。

お客さまが住宅ローンをご利用される場合、返済期間中の金利変動のリスクを考える必要がありますが、そのリスクがあるのは「変動金利型住宅ローン」、「一定期間固定金利型住宅ローン」です。この2種類の金利変更ルールは次のとおりですので、住宅ローンご利用にあたっては内容を十分にご確認願います。

1. 変動金利型住宅ローンの場合

A.お客さまの借入金利は、銀行が別に定める「基準金利」の変動があった時点で、その変動幅と同一幅で変動します。なお、借入金利が変更となる基準日は、4月1日および10月1日とします。

a.お客さまの借入金利は、基準日現在の基準金利と同一幅で変動します。

b.ボーナス月併用の場合、新金利適用開始日は各基準日以降最初に到来するボーナス月返済日の翌日とします。

B.毎回返済額(毎月の元利返済額および増額月の元利返済額)は、借入後5回目の10月1日の基準日において新借入利率・残存元金・残存借入期間などに基づいて新しい毎回返済額を定めます。ただし、新しい毎回返済額は変更前の毎回返済額の1.25倍を超えないものとします。その後、10月1日を基準日とする借入金利の見直しを5回行うまではその間に借入金利の変更があっても毎回返済額は変更しません。(毎回返済額の変更は10月1日を基準日として5年ごとに行います)

C.未払利息の取り扱いについて
金利変更により、毎月の約定利息が所定の毎回の元利金返済額(上記による変更後はその返済額)を超える場合、その超過額(以下、「未払利息」といいます)の支払いは繰り延べるものとします。

D.最終回返済額について
最終の返済額見直し以降、金利変更に伴い最終返済期限に借入金の元金、約定利息および未払利息が残る場合には、最終期限に一括してお支払いただきます。

E.金利、返済額の変更に伴う通知方法について
金利変更に伴う、新利率、返済額等については、変更後の第1回目の約定返済日までに「ご返済予定表」を郵送することにより、通知させていただきます。

2. 一定期間固定金利型住宅ローンの場合

A.固定金利を選択された場合は、固定金利期間中(特約期間)の借入金利、毎回返済額は変わりません。
B.固定金利期間(特約期間)終了後の毎回返済額は、特約期間終了日の翌日にその日における適用利率、残存元金、残存期間等に基づいて新しい毎回返済額を定めます(この際、返済額の上限はありません。)。
C.固定金利期間(特約期間)終了後、選択できる金利の種類は銀行が定める「変動金利」および「固定金利」のいずれかになります

a.特約期間終了日の前営業日までに新たに銀行所定の書面を差し入れることにより、再度固定金利を選択できます。

b.特約期間終了時に、元利金の返済が延滞している場合などは、固定金利の選択はできません。

D.固定金利期間(特約期間)終了後、変動金利を選択した場合は、上記、「変動金利型住宅ローンの場合」と同じルールで「金利変更(年2回見直し)」と「毎回返済額の変更(5年毎の見直し)」を行います。
E.未払利息の取り扱いについて
「上記、変動金利型住宅ローンの場合」と同様の取り扱いとなります。
F.最終回返済額の取り扱いについて
「上記、変動金利型住宅ローンの場合」と同様の取り扱いとなります。
G.金利、返済額の変更に伴う通知方法について
「上記、変動金利型住宅ローンの場合」と同様の取り扱いとなります。

3. 住宅ローン適用金利上昇後の返済額の試算例について

(例)借入金額2,000万円、借入期間35年、元利金等返済毎月払い、借入金利2.7%の場合

適用金利 毎月返済額 年間返済額
2.7%で借入した場合 73,660円 883,920円
3.7%に上昇した場合 84.992円 1,019,904円
4.7%に上昇した場合 97,143円 1,165,716円
5.7%に上昇した場合 110,037円 1,320,444円
6.7%に上昇した場合 123,589円 1,483,068円

(参考)住宅関連金利の推移

金利の項目 住宅ローン変動金利
(都銀の場合)
短期プライムレート
(都銀の場合)
長期プライムレート
1985年末 ※15.500% 5.500% 7.200%
1990年末 8.500% 8.250% 8.100%
1995年末 2.625% 1.625% 2.600%
2000年末 2.500% 1.500% 2.100%
2005年末 2.375% 1.375% 1.850%
2006年末 2.625% 1.625% 2.350%
2007年末 2.875% 1.875% 2.300%
2008年末 2.675% 1.675% 2.400%

※1:1986年末の金利です。
資料:日本銀行

4. その他

金利選択型住宅ローンの場合には、固定金利選択期間と変動金利期間を組み合わせることができます。

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